カビによる肺炎に注意!!
カビによる肺炎に注意!!
2023.06.14
- コラム
コロナ禍で在宅時間が増えた方も多いかと思います。
エアコンや加湿器の使用頻度が高まり、これによる菌が原因の肺炎が増加しています。
カビは気温が20~30度、湿度60%程度で発生し、湿度が80%を超えると急激に増殖します。
トリコスポロンという菌は夏型過敏性肺炎の原因となります。
水まわりなどの日当たりや風通しが悪い高温多湿の場所、窓際やシンクの下、木材やカーペットなどに多い白っぽいカビがトリコスポロンです。
トリコスポロンの胞子は小さいのでエアコンなどの風で鼻や口から吸い込み、肺に侵入・・・ということが多くなってしまいます。
7月をピークに6~10月にかけて発症することが多く、繰り返し吸入することによって発熱、せき、喀痰、息苦しさなどの症状が出てしまいます。
毎年夏に症状が出るなど不安な場合は医療機関を受診し早期発見で慢性化や重症化しないように気をつけましょう。
エアコン使用中には、エアコン内部の湿度が90%以上に達して水滴も付着します。
エアコンのフィルターについたホコリには肺炎の原因となるカビがいっぱいで、これが肺に入るとアレルギー反応で乾いた咳やタンなどの症状を引き起こし、呼吸が苦しくなってしまうことがあります。
エアコンのスイッチを切ったあとに、30分ほど送風運転を続けてから電源を切り内部を乾燥させましょう。
水分がなければカビは定着できません。
湿気が残りやすい浴室は換気をよくして、入浴後に浴室内の水分を拭きとりましょう。
カビは熱に弱いので浴室全体にお湯(50度台のお湯で10秒ほど)をかけると効果的です。
またシャンプーや石鹸の容器の裏、排水溝の縁にも菌が多く発生しやすいので、定期的にお掃除を行うことも大切です。
エアコンの本体とフィルター、加湿器、浴室、キッチンや排水溝は特に菌が発生しやすいので定期的な掃除をし、その際はマスク、手袋、長袖、長ズボンを着用して出来るだけカビやホコリの吸引・付着を避けてお掃除してください。
カビ取りスプレーを使うときは直接吹き付けてしまうと、その勢いで空気中に胞子を散らしてしまうことがあります。
使用上の注意を確認しペーパーや掃除用のタオルにスプレーを吹き付け、カビ部分を覆うようにすれば胞子の拡散を防ぐことができます。
換気が出来る場合は扇風機などを使った換気もおすすめです。
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